バージョンの紹介と互換性
4つのバージョン
.NET Framework は現段階で4つのバージョンが公開されています。ここでは、この4種類について簡単に紹介します。
.NET Framework 1.0
公開時期
2001年第4四半期
対応するVisual Studio
Visual Studio .NET (2002)
利用可能OS
- Windows 2000
- Windows XP
- Windows NT 4.0
- Windows ME
- Windows 98
Microsoftのホームページ
.NET Framework1.0 必要システム
.NET Framework 再頒布パッケージの項目をご覧ください。SDKはプログラムを作成するためのもので、実行するためには必要ありません。
Windows XPはHome Edition で動作可能です。(ASP.NET はWebアプリケーションを実行するのに必要な環境で、一般的なウィンドウズアプリケーションの実行には無関係です。)
利用度
初めて公開された.NET Frameworkです。初期版である、1年半後には次のバージョンが公開されたといったこともあり、.NET Framework 1.0を利用しているプログラムは比較的少なく、また、.NET
Framework 1.0をインストールしている利用者も比較的少ないといえます。
計算尺推進委員会での利用状況
以前公開していたプログラムは、.NET Framework 1.0を利用していましたが、.NET Framework 2.0公開とともに、計算尺推進委員会でのプログラムは.NET
Framework 2.0用に変更になりました。その結果よりグラフィカルなメニューの提供などを実現しています。現在公開しているプログラムは.NET Framework
2.0用なので、.NET Framework 1.0上では動作しません。
.NET Framework 1.1
公開時期
2003年第2四半期
対応するVisual Studio
Visual Studio .NET 2003
利用可能OS
- Windows Server 2003
- Windows 2000
- Windows Vista
- Windows XP
- WindowsNT 4.0
- Windows ME
- Windows 98
Microsoft のホームページ
.NET Framework 1.1 必要システム
.NET Framework 再頒布パッケージの項目をご覧ください。SDKはプログラムを作成するためのもので、実行するためには必要ありません。
Windows XPはHome Edition で動作可能です。(ASP.NET はWebアプリケーションを実行するのに必要な環境で、一般的なウィンドウズアプリケーションの実行には無関係です。)
利用度
マイナーバージョンアップでしたが、一般に浸透しだしたのがこのバージョンです。.NET Framework を利用するプログラムは、多くの場合この.NET Framework
1.1を利用しているものが多いです。また、この.NET Framework 1.1をインストールしている利用者も多いです。
計算尺推進委員会での利用状況
.NET Framework 1.0上で動作するプログラムは.NET Framework 1.1上でほぼ正常に動作します。計算尺推進委員会では.NET Framework
1.1上での動作を確認して、.NET Framework 1.0用のプログラムを公開していました。現在公開しているプログラムは.NET Framework 2.0用なので、.NET
Framework 1.1上では動作しません。
.NET Framework 2.0
公開時期
2005年第4四半期
対応するVisual Studio
Visual Studio 2005
利用可能OS
- Windows 98
- Windows 98 Second Edition
- Windows ME
- Windows 2000
- Windows XP
- Windows Vista
- Windows Server 2003
Microsoft のホームページ
.NET Framework 2.0 必要システム
.NET Framework 再頒布可能パッケージの項目をご覧ください。SDKはプログラムを作成するためのもので、実行するためには必要ありません。
利用度
.NET Framework 公開されて、初めてのメインバージョンアップでした。.NET Framework 2.0を利用しているプログラムは現在増加傾向にあり、また、この.NET
Framework 2.0をインストールしている利用者も同じく増加しつつあります。
計算尺推進委員会での利用状況
以前は.NET Framework 1.0を利用したプログラムを公開していましたが、.NET Framework 2.0公開とともに、全てのプログラムを.NET
Framework 2.0用にバージョンアップしました。これにより、よりグラフィカルなメニューを利用できるようになったなどの利点がありますが、.NET Framework
1.0あるいは.NET Framework 1.1しかインストールされていない、つまり.NET Framework 2.0, 3.0がインストールされていないコンピューターでは利用することができなくなりました。最新のプログラムを利用するには.NET
Framework 2.0, 3.0をインストールしてください。
また、ご覧の方々に直接関係のあることではありませんが、計算尺推進委員会で公開しているプログラムに限らず、計算尺推進委員会のホームページ自体も.NET Framework
2.0上で動作するWebサイト(Web アプリケーション)です。例えば、全てのページの最上部に表示される上位階層へのリンクは、.NET Framework 2.0の提供するSiteMapPathを利用しています。
.NET Framework 3.0
公開時期
2006年第4四半期
対応するVisual Studio
Visual Studio 2005 + 追加パッケージ
利用可能OS
- Windows Server 2003
- Windows Vista
- Windows XP
Microsoft のホームページ
.NET
Framework 3.0 環境構築
実行環境の構築の項目をご覧ください。
利用度
Windows Vista 開発段階でWinFXと呼ばれていたものの名称が.NET Framework 3.0となりました。
詳細は省略しますが、ほぼ「.NET Framework 3.0 = .NET Framework 2.0 + WPF + WCF + WF + WCS」と言えます。つまり、.NET
Framework 3.0には.NET Framework 2.0が含まれる形になっていて、.NET Framework 2.0を利用しているプログラムは、.NET
Framework 3.0上でほぼ間違いなく動作します。
.NET Framework 3.0は公開されてから日が浅いため現時点では利用者は少ないですが、Windows Vista には最初からインストールされているようになるので、Windows
Vista 発売と同時に急激に利用者が増加することが見込まれます。
計算尺推進委員会での利用状況
計算尺推進委員会で公開しているプログラムは.NET Framework 2.0を利用して動作するように作成されているため、.NET Framework 3.0上でも動作します。
また、利用可能なOSが制限されるなどの理由のため、現段階では計算尺推進委員会において.NET Framework 3.0の利用は考えておりません。
上位互換性と下位互換性
.NET Framework には、上記に述べたとおり、4つのバージョンがあります。そのため、.NET Framework上で動作するように作成されたプログラムが必要としている.NET
Framework のバージョンと、お使いのコンピューターにインストールされている.NET Framework のバージョンが異なるという場合が生じます。
プログラムが要求しているバージョンと同一の.NET Frameworkがインストールされている場合、その.NET Framework上で動作します。
プログラムが要求しているバージョン以降(つまり番号が大きい)の.NET Frameworkがインストールされている場合、そのプログラムは多くの場合正常に動作します。正常に動作しない場合、要求されたバージョンの.NET
Framework をインストールする必要があります。
プログラムが要求しているバージョン以前(つまり番号が小さい)の.NET Frameworkしかインストールされていない場合、そのプログラムは動作しません。要求されたバージョンの.NET
Framework をインストールする必要があります。.configファイルとよばれるファイルを準備することで動作することもありますが、新たに追加された機能を利用していると動作しません。
.configファイルおよびバージョン間における上位互換性(1.1用プログラム+.NET Framework 1.0)と下位互換性(1.0用プログラム+.NET
Framework 1.1)については、Microsoftのホームページをご覧下さい。
参考文献
公開時期
公開時期に記載している内容は、「@IT,
特集, .NET Framework 3.0概説(前編)」で紹介されている内容を記載しました。
利用可能OS
利用可能OSに記載している内容は、それぞれ「Microsoft のホームページ」に記載しているマイクロソフトのホームページから主要なバージョンのOSを記載しました。
利用度
利用度に記載している内容は、個人的な主観により記したものです。
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All:
878051 |
version 6.2.15.0 |
on ASP.NET 2.0 |