PDFからの作成

1.計算尺の作成

ここでは、PDFから計算尺を作成する方法を紹介します。

2.印刷

PDFファイルとDVIファイルの2種類と、尺の種類を限定した子供向け1種類の、計3種類用意してあります。

ここではPDFファイルを利用する場合を説明します。以下で説明する方法は、環境によって異なる場合がありますが、適宜読み替えてください。

上のPDFファイルへのリンクを右クリックして、「対象をファイルに保存」をクリックします。保存したい場所と保存する名前を指定して「保存」をクリックします。

今保存したファイルをエクスプローラ(「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「エクスプローラ」)でダブルクリックすると、Adobe Readerが起動し、メモリが表示されると思います。

「ファイル」メニュー→「印刷」で印刷のダイアログが表示されます。

ここでそのまま「OK」をクリックすると印刷できます。

また、印刷のダイアログ内の「ページの拡大/縮小」「なし」に設定し、A4用紙に印刷するとほとんど正確に25cmの長さ(私の環境では24.97cmでした)で印刷することができます。

3.工作

このままではただの紙切れなので、少しだけ、工作をしておきましょう。

この紙を厚紙に貼ります。そして、C尺とD尺の間の線、A尺とB尺の間の線で切ります。このとき、はさみではなく、カッターと定規を使ってまっすぐに切ってください。最後に、不要な周りの部分を切れば、計算尺の完成です!

4.誤差

今回はPDFを利用して計算尺を作りました。このPDFファイルは、既存のJPGなどのイメージファイルを基にしてPDFファイルとして保存したのではなく、「紙の、どのそこの位置から、どっちの方向へ、どれだけの長さの線を引く」という情報を基にして作られていますので、プリンターの性能しだいで正確に印刷することができます。実際に上で作成した計算尺を利用して掛け算をすると、ほとんど目盛り線がずれていないということがお分かりいただけると思います。

5.更新履歴

公開当初はC尺とD尺のみでしたが、2006年6月18日の更新で計算尺 Learner Edition 表面相当のK, A, B, CI, C, D尺の計算尺になりました。